《留学生活インタビュー》【vol.1: ミツトシさん】〜 N.Y.で報道関係のインターンを通して 〜

road-348544_1280

◆ このコラム”輝く経験者を紹介”について

帰国子女や海外経験を持った他の人が、どんな働き方をして、どんな生活をしているかインタビューを通してご紹介する、「輝く経験者を紹介/インタビュー」

輝いて生活しているBeyond Borderのメンバーが、自身のお仕事について、転職・キャリアアップに対する考え方について、普段の生活をどうエンジョイしているかの秘訣を、本サイトにだけにこっそり教えてくれます。

帰国子女あるある、海外留学・赴任経験者の共通の人生の楽しみ方、仕事の取り組み方、ワーク・ライフ・バランスの取り方など、楽しんで読んでください。

今回は、番外編として、幼少期に帯同子女の経験を持ち、早稲田大学国際教養学部(通称SILS)の3年生、川村充俊君がUC Berkeleyに1年交換留学後の夏休みに日本のテレビ局のNew York支社で経験したインターンについてお話を伺ったレポートです!!

1-1(BB)
 こんにちは。Beyond Borderのメンバーの中には沢山の大学交換留学経験者がいますが、(全体の35%以上)同時に海外でインターンを経験してきた人は稀なので、ぜひお話を聞かせて欲しいと思っていました。今日は宜しくお願いします。

(Mitsutoshi)
 こんにちは。宜しくお願いします。おひさしぶりですね。(みつとし君は交換留学前にBeyond Borderのイベントに参加してくれていました。)

 

◆ 交換留学をしながら、どの様にインターンを見つけるの???

language-school-834138_1920
(BB)
 インターンはどの様に見つけましたか?

(Mitsutoshi)
 自分は直接電話で見つけましたが、会社のホームページにも募集情報が掲載されています。

(BB)
 どうしてホームページからではなく、直接電話にしたんですか?

(Mitsutoshi)
 時間が無かったからです。というよりも応募して返信を待つ時間が嫌だったんですw

(BB)
 インターン選考はどの様な感じでしたか?

(Mitsutoshi)
 面接と英語のテストです。面接は現地で受けられる人は対面式でしたが、自分は西海岸にいたのでスカイプ面接でした。英語のテストは、報道関係なので、アメリカのabcか何かの動画が送られてきて、それを訳す感じのテストでした。

(BB)
 そのインターンの案件は、どうやって見つけたんですか?誰かから聞いたり、Webで探しこんだのでしょうか?

(Mitsutoshi)
 テレビ局で働きたいという強い気持ちがあったので、キー局の海外支社に片っ端から電話しました!

◆ 海外でのインターンで何をするの?

14608138_584168191768477_136935938_n
(BB)
 実際にインターンでは、どの様な仕事をしていたんですか?

(Mitsutoshi)
 仕事は、新聞の要約、取材でとったインタビューの和訳、取材先のアポイントメントを取る、現場に行くときに機材を運ぶなどを行いました。

 移民問題のリサーチを担当した時は、移民問題に詳しい大学教授や、不法移民の人・国境警備隊の方、ドナルド・トランプの移民政策に賛成している人、移民保護団体、軍事用ドローンを使い国境警備隊が不法移民を捕まえるのを助けている団体、不法移民が働いている農場のオーナーに連絡し取材交渉をしたりしました。

 特に不法移民からの撮影許可を得るのには苦労しました。毎日、不法移民を扱っている様々な施設に電話やメールをし続けることで、アメリカ・メキシコ間で離れ離れになった不法移民を見つけ出し、取材許可を得る交渉も行った事は、とても印象に残っています。

◆ インターン生活の苦労
watch-tv-301528_1920
(BB)
 最初の頃、大変だった事は何ですか?

(Mitsutoshi)
 無給なので家探しや安くご飯を食べる場所を探す事。仕事は新聞の要約を早くやらないといけないので読解力とスピード力を上げる事が大変でした。

(BB)
 全体を通して、一番楽しかったこと、やりがいに感じられた事は何ですか?

(Mitsutoshi)
 自分が取材したものがnews everyやZeroなどの実際にニュースになるところ

(BB)
 逆に、大変だった事、難しかったことは何ですか?

(Mitsutoshi)
 答えがなかなか出てこないリサーチを求められた時や、和訳(何時間に及ぶものがあった)です。片っ端からその分野の権威に電話したり、前日に明日出てきそうなニュースをリサーチしておくなど工夫して、和訳要約の読解力とスピードを上げていきました。日本全国、ときには世界中に放送されるので、間違いは許されない緊張感は最初はきつかったです。

(BB)
 「片っ端から電話」はMitsutoshiさんの得意分野ですね。『その分野の権威』とは日本人の?

(Mitsutoshi)
 いいえ。大学教授などアメリカ人です。

 

◆このインターンの経験を活かして、将来は報道の道へ

1-5(BB)
 この経験は、将来どんな事に役立つと思いますか?またどの様に役立てたいですか?

(Mitsutoshi)
 テレビ局に就職したいと考えているので、その時に役立てばと思っています。4か月間毎日インターンしていたので、ニュースがどの様な過程をへて出来ているか理解できました。また支局の方たちと沢山交流させて頂き、社風や現場の様子も知ることができた点を活かしたいと思っています。

(BB)
 日本でインターンするのと、海外の日系企業でインターンするのとの違いは、どんな所だと思いますか?

(Mitsutoshi)
 倍率が小さいので海外の方が採用されやすいと思います。ただ無給なので、お金はかかるww スーツは不要だったので良かったですが、襟付きの物が好ましいとの事で、インターンの為に何着か服も買いましたし、交通費も自腹でしたので正直生活は苦しかったですね。

 日本のインターンは比較的機関が短い物が多いですが、丸々4か月間インターンをしていた経験をアピール出来たらと思っています。

(BB)
 将来の夢を教えてください。

(Mitsutoshi)
 報道ディレクターになって、政治に無関心な人が政治に興味を持てる番組を作ってみたいです。

(BB)
 なぜ、政治?

(Mitsutoshi)
 大学で政治を勉強したからという点と、若者の政治への関心が減少してきており年寄に有利な政治政策になっていると思うからです。これからどんどん高齢化が進んで、若者が老人の世話をしなくてはならないシステムが待っています。今のままでは若者の負担が今後大きくなりすぎてしまう為、若者の負担を少なくできる仕組みを政治家は作って欲しいと思っています。その為に、若者の投票率を上げられる番組を作りたいと思っています。

(BB)
 Mitsutoshiさん。本日は、ありがとうございました。大学の交換留学を学問だけでなく、その国の社会について様々な部分から体験・経験し、成長につなげているMitsutoshiさんの報道番組を将来ぜひ見てみたいと思いました。

読者の皆様:ご意見、ご感想がありましたら是非、投稿してください。また、これから就職活動に突入するMitsutoshiさんへの応援メッセージもお待ちしております。

登録

会員登録は簡単・無料!
今すぐ役立つ限定情報をGETしよう。